ワイン初心者がまず最初にそろえるべきツール3選〜初心者からソムリエへの道

資格

ワイン、て最初はすごくとっつきにくいですよね。
ラベルがまず何を書いているのかわからないし、覚えることが多いので苦手に思う人が多いです。
私も最初はそうでした。
さいわい私はホテル等レストランで身近にワインがあって自然と目にすることが多く、ボルドーやブルゴーニュが地名であることや、カベルネ・ソーヴィニヨンやシャルドネがぶどう品種であるといった基礎的な部分はある程度なんとなくですが知っていました。
しかしいざ扱うとなればまたこれがなかなか骨がおれます。
コルクをソムリエナイフで開けるのも最初は難しい。折れてしまったり固くて開かなかったり、まっすぐに差し込めなかったり。。。

では最初にワインを扱うために何をそろえるべきなのか、最低限そろえるのにベストなものを紹介してみたいと思います。



ワイン初心者が最初にそろえるべきツール

まず結論からいうと、最初にそろえるべきものとは

①田辺由美ワインブック
②ソムリエナイフ(2段階式のもの)
③ワイングラス(6個くらい)
の3つのみです。
え?たった3つだけでいいの!?
て思われたかもしれません。 いいんです。なんでもそうですが、初心者から一歩先に進めない人は大体あれこれ何でもそろえたりしようとしている場合が多いです。
最初はまずシンプルにしましょう。
ではひとつずつ解説していきたいと思います。

①田辺由美ワインブック

私がいつも激推ししているワインの神テキストです。
このテキストがあれば鬼に金棒と言っても過言ではありません。しかし多少のデメリットもないわけではありません。

なるべくその年度の最新版のものをそろえるのがベストですが、4,000円代と比較的高価なものですので、抵抗がある方は数年前の中古本から手をつけて、最新の情報はネット等で手に入れても全然構わないと思います。

田辺由美ワインブックのデメリット

簡易的すぎる内容

このテキストはシンプルにわかりやすくまとめられているために、もちろん初心者には必要な要素といえることなのですが、ある程度知識を得てくると物足りなくなる、といったことがよく聞かれます。
他に市販で出回っているテキストや日本ソムリエ協会の公式テキストの分厚さを見たら一目瞭然で、ソムリエやワインエキスパートの資格取得を目的とされている方からしたらもう少し内容を増やしてほしい、と思う人もいることでしょう。

田辺由美ワインブックのメリット

しかしデメリットといえばそれくらいのもので、私からすればそれはデメリットではなくむしろメリットである、と断言できます。

内容がシンプルでわかりやすい

このテキストは他のものと比べてもページ数が少なく、言わば要点のみをまとめ上げたテキストといえます。 地図なども非常に見やすく構成されていますので、まずはこのテキストを読むことを推奨いたします。 この本を徹底的に読み上げればワインエキスパート、ソムリエ試験の学科試験の合格ラインに間違いなく到達します。 そうです、この本を手に入れるだけでワイン専門家への道へ一気にちかづくと思います。 合格ラインに到達しなかったら努力が足りないだけだ、と断言できます。



資格取得まで考えていない、ワイン初心者がまずワインを覚えるためにも使える

ワインの醸造方法やラベルの読み方やボルドー格付け、産地などまず軽い気持ちでパラパラと読むだけでもワインがなんとなく分かってきます。 シンプルにまとまっているため他のテキストより入り込みやすい、といった利点があります。

②ソムリエナイフ(2段階式のもの)

初心者が最初にソムリエナイフを買うときも、失敗しがちなことがあります。
中途半端な値段(3,000円くらい)のものでシングルタイプの、使いにくいタイプのものを買ってしまうことです。
ラギオール社製のものが大変有名で私もひとつ2万円するソムリエナイフを持っていますが、シニアソムリエの試験に合格した自分へのご褒美として買ったのであって、それまではずっと2段階式のものを使用していました。

2段階式は邪道といえるくらい使いやすく、失敗しにくい

邪道と言えば語弊があるかもしれませんが、そういえるほど使いやすいです。初心者が最初に大変に思うことはワインの抜栓ですよね。 コルクが折れてしまうことは結構よくあるので、なるべくそういった失敗をしにくいソムリエナイフを使いたいものです。
2段階式のものは使っていただければ分かりますが、非常に扱いやすいです。

それはベストはラギオールのような高級ソムリエナイフですが、2段階式は安価のものでしたら1,000円から売っていますし、最初はこれで十分でしょう。


③ワイングラス(6つくらい)

ワイングラスはベストはリーデル社のボルドーワイン用グラス、ブルゴーニュワイン用グラスを一つずつでもそろえておけば良いのですが、こういった高価なものは最初は不要だと思います。あくまでご自身がお金に余裕がある、だとか余程ワインのプロになる、と最初から高い志がある方なら買ってもよいとは思いますが、ぶっちゃけ試飲用グラスでワインを覚えるのであれば100均のものでいいので、ある程度小ぶりなものの方が適しています。
私が愛用している試飲用ワイングラスはキャンドゥもしくはセリアでよく売っている、赤ワイン用で売っている中では少しだけ大きい方ものが素晴らしく良いです。これを最低6個はそろえましょう。
なお私は個人的に100均のものでも良い、とは思っていますが、本格的にワインの勉強をされる人は下記のような国際規格のテイスティング用グラスを使用する人が多くいます。↓

ワインを覚える肝はブラインドテイスティング

ワイングラスを6個ほどそろえたら底に番号を書いたメモを貼ってください。
ワインを色々と買ってきて比較して覚えるのです。こうすれば1種類だけのものをひたすら飲むよりも格段にそのワインの特徴をつかむことができるでしょう。

ワインはまずセパージュワイン(ブドウ単一品種を冠したワイン)から手をつける

ブラインドテイスティングで色々なワインの特徴を知るのに手っ取り早いのはまずぶどう品種の違いから覚えることです。セパージュワインは最近はコンビニでもワインがよく置いてあるため、目にしたことはあるかもしれません。 たとえば以下のようなぶどう品種のワインです。

赤ワイン
カベルネ・ソーヴィニヨン
メルロー
ピノ・ノワール
サンジョヴェーゼ
白ワイン
シャルドネ
ソーヴィニヨン・ブラン
リースリング
ヴィオニエ

上記のような代表的なぶどう品種のワインをまず同時にそろえ、ブラインドテイスティングで特徴の違いを感じましょう。



まとめ

いかがでしたでしょうか。
ワインは最初はとっつきにくいイメージが強いものですが、この

①田辺由美ワインブック
②ソムリエナイフ(2段階式のもの)
③ワイングラス(6個くらい)

の3点さえまずそろえれば、ワイン初心者から一気に専門家への道が開けるはずです。

ぜひそろえて試してみてください。

ありがとうございました!!


田辺由美の問題集も非常に役に立ちます。↓

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