いっときビール人気やワインブームなどに比べ影をひそめていた感もあるウィスキー。しかしいまや日本国内でハイボールの爆発的人気の影響で一気にウィスキー消費量が上がりました。 そして”山崎”や”響”、”竹鶴”の高騰など世界的にも認められた日本のウィスキーで、がぜんウィスキーが注目されるようになりました。
それと共に「ウィスキー版ソムリエ」と言える”ウィスキーコニサー”といった資格も徐々にではありますが認知されるようになってきたのをご存知でしょうか?
今回はこのウィスキー文化研究所が認定している”ウィスキーコニサー”と、”ウィスキー検定”、ビア&スピリッツアドバイザー協会(BSA)が認定している、もう少し敷居が低く誰にでも受かりやすい”スピリッツアドバイザー”といった資格をご紹介したいと思います。
ちなみに私アキュは某ホテル最上階にあるフレンチレストラン兼BARのマネージャーをしていたことがあり、ソムリエ・バーテンダーとして現場の最前線で山崎や響などの驚異的な人気を目の当たりにしてきました。
ソムリエの筆記試験にもウィスキーやブランデーその他スピリッツに関する分野の出題がいくつかありますので、実際にウィスキーコニサーやスピリッツアドバイザーの資格の勉強がソムリエ試験にも活かされるということが言えるために、ソムリエにも受かりやすくなりますし、何より知識の幅が広がるのでおすすめの資格と言えます。
ウィスキーコニサー
↑左ウィスキーエキスパート(WE)、右ウィスキープロフェッショナル(WP)認定バッジ(東京ウィスキー&スピリッツコンペティション(TWSC)公式HPより参照)
ウィスキー版ソムリエとして代表的な資格といえば”ウィスキー文化研究所”が認定している”ウィスキーコニサー”。

ウィスキーコニサーは3つの資格に分類されており、難易度の低い順からウィスキーエキスパート(WE)、ウィスキープロフェッショナル(WP)、マスターオブウィスキー(MW)があります。
WEとWPは20歳以上であればどなたでも受験は可能ですが、最上位資格であるMWになるとWP以上の資格保有者でなければ受験することはできません。
ウィスキーコニサーの勉強の仕方
勉強方法として基本的にはウィスキー文化研究所が指定する公式教本を使用します。
どうせ勉強するならマスターオブウィスキー(MW)になる位の知識レベルになりたいものです。
そう考えるのであれば教本は買うべきですし、実際にこの教本の中から出題されますので、上中下3冊もありますが今後のために揃えておいた方が良いでしょう。
過去問も売っていますのでこちらで試験の傾向を知りアウトプットを繰り返しましょう。
ウィスキー検定
↑左から1級、2級、3級、SM級のバッジ(他の級にもそれぞれバッジがあります)
ウィスキーコニサーと同じく”ウィスキー文化研究所”が認定している資格になります。
ウィスキーコニサーよりもっと敷居が低く、楽しみながら趣味でウィスキーの知識を増やしたい方にもぴったりの検定です。
まずチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

ウィスキー検定の勉強の仕方
↓こちらもしっかりとした公式テキストがあります。
↓実際の試験がどのように出題されるのか手っ取り早く知るには過去問が一番です。
BSAスピリッツアドバイザー


NPO法人料飲専門家団体連合会(FBO)の資格全部に言えることですが、スピリッツアドバイザーもウィスキーコニサーと比べて比較的取得しやすいです。
私も通信講座で取得しました。
スピリッツに関する本はBSAの顧問である橋口孝司氏が書いている書籍があり、そこにスピリッツアドバイザーに関する内容が書かれています。
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