
軽貨物ドライバーが使う軽バンって高くても新車を買うべきなのか、格安で手に入る中古車から始めてみるべきなのか、迷うところだね。

そうなんだ。これは個人それぞれの考えとしか言いようがないところだけど、永遠のテーマだよね。

今回は中古車を購入して実際に毎日約100km軽貨物ドライバーとして稼働している私アキュが体験して感じているところなどを紹介したいと思います。
新車か中古車か、はたまた新古車か?
それぞれのメリット・デメリットを下記にあげてみました。
当たり前のことしか書いていませんが、文で整理すると明確にわかってきます。
新車のメリット
- 綺麗・清潔
- 故障・修理の心配が限りなく少ない
- 燃費が良い(ガソリン代が安くつく)
- 安全ブレーキなどの性能が向上している
新車のデメリット
- 値段が高い
中古車のメリット
- 値段が格安
中古車のデメリット
- 汚い
- 古い
- 燃費が悪い(ガソリン代が高くつく)
- 故障・修理の可能性が高い(修理代が高くつく)
一番のおすすめは新古車・未使用車
新車に限りなく近く、新車より安く買えて故障の心配が少なくて修理代も高くつかずに、燃費も良く綺麗。何より衝突安全機能など性能が上がっているという、軽貨物ドライバーを始める上で重要な事故のリスクを軽減してくれる部分は大きいです。
全部良いとこどりで、やっぱりこれが一番良いですよね。
私アキュの失敗例・中古車
↑アキュの相棒:DA64V 2008年式 エブリィジョインターボ
私が軽貨物ドライバーを始めるにあたって購入したのは中古車で、2008年式 DA64V エブリィジョインターボ。 キズも多く中も決して綺麗とは言えない10万5千kmと結構な距離を走った車でしたが、自家用車としても使いたかったため、リアシートがベンチシートではなく家族が乗れるしっかりしたシートであるエブリィジョインで、総額40万円という値段が決め手となって手に入れました。
修理に次ぐ修理! 中古車は前オーナーのメンテナンスが悪いとハズレを引きます
うちのエブリィは本当にひどい車でした。苦い思いですが下記のようなトラブルがありました。
- 燃費が悪い。リッター8kmといったところで、毎日約100km走って一日当たり約1,300~1,500円ものガソリン代がかかってしまう
- 1年法定点検をしていなかったため、点検すると整備費用に6万円以上かかった。
- 乗り心地を良くするためか、軽バン用ではなく乗用車用タイヤに付け替えられていたために、車検に通らないと言われ軽バン用に戻すことに。付け替えに4万4千円かかった。
- 前オーナーが無知だったのか、おそらくオイル交換などメンテナンスを怠っていたため、12万kmを過ぎたころには謎の信号待ちなどのアイドリング中にエンジンが止まるといったことが頻繁に起こるようになり、修理屋さんでバルブクリアランス調整という対処が必要に。5万円以上かかることに。
- 13万kmを過ぎた頃にはマフラーからススが出るようになりオイルの減りも少し気になるように。 いよいよリビルドエンジン載せ替え(見積もり金額は約25万円~30万円)を検討する段階に入ってきた
いやあ、ひどい。読み返しただけでも憂鬱になります。
購入金額が40万であっても現在修理・タイヤ交換代などに15万円超、リビルドエンジン載せ替えもすれば計約40~45万円もかかる換算になります。
↓DA64V リビルドエンジン 約15万円
おまけに外装・内装ともにキズや汚れも目立つため絶対的に約80万円も出すなら新古車・未使用車が買った方が良い、ということがわかります。
「安物買いの銭失い」とはまさにこのことをいうのでしょう。(´;ω;`)
ここまで来たら意地でもDA64Vを使うしかない となる(爆泣)
軽貨物ドライバーとして毎日稼働するとなればかなりの走行距離を走ることになりますから、生半可な車を買ってはいけません。
途中で止まるような不安な車を買ってしまうと、業務委託であれば委託先にも荷主にも、配達先にも迷惑がかかりデメリットしかありません。
安心して毎日稼働するならば最初は多少値が張っても新古車を買うべきであることはもうお分かりいただけるかと思います。
同僚なども同じ思いをしてリビルドエンジン載せ替えなどして後悔している人もたくさんいますので、同じ思いをしてほしくない、というのが正直なところです。
しかし私の場合手のかかる子ほど可愛い、ではありませんがこのポンコツエブリィにすでに修理費用など結構お金をつぎ込んでしまっているので、ここまでくればリビルドエンジン載せ替えで25~30万円かかったとしても、また下手に40万円以下の格安中古車に買い替えて最悪ハズレを引いてしまったらまた振り出しに戻るだけなので、この相棒ととことん40万km位まで心中しよう、という気持ちが固まってきてしまっています。
軽バンでエンジンが頑強で壊れにくい中古は?(修理屋さん情報)
行きつけの修理屋の社長さんも力説していますが、本当に軽に関してはスズキのK6Aエンジンに関して相談に来るお客さんが多いそうです。
諸説あるかと思いますが、その社長さんの言うには軽バンに関して一番エンジンが丈夫で本当に壊れないのは1番は三菱。2番にホンダ、3番にスバル。スズキと同じくダイハツもよく壊れるそうで、何故か壊れ安いスズキとダイハツが隆盛をほこっておりエンジンが頑強な3社が廃れスズキとダイハツの軽2強の独占OEMになるということになってしまいました。
これは販売力・営業力の力によるものなのか。丈夫であるが故に買い替えがされにくく廃れていったのか、謎だということです。
とにかく買ってしまったのは仕方がない。メンテナンスをしっかりすればなんとかなる!
決してK6Aエンジンを悪く言っているわけではなく、メンテナンス次第できちんと乗っていればK6Aエンジンであろうが45万km以上走っているエブリィも知っていますので、特に上質なオイル交換を3,000km~5,000km以内に行うなどのメンテナンス次第ということが言えるでしょう。
修理屋さんから言われたことは、毎日配達で短い区間をマメにエンジンを切ったりかけたりして走るような状態であればなおさら、
- オイル交換は3千kmごとに交換する
- 安いオイルは絶対使わない。
- オイル添加剤・エンジン添加剤でエンジン内をクリーンにすること
です。 現在マフラーからススが出て少々オイルの減りが気になるような状態でありますが、動かないわけではない(むしろ快調?)ので、高いリビルドエンジン載せ替えは見合わせて、上記のメンテナンスをしながらごまかしごまかし乗っている状態です。
もし格安の中古車軽バンを買うなら
上記の修理屋さんのアドバイスも考えれば、OEMになる前の三菱ミニキャブ、タウンボックスの中古車、ホンダであればアクティ、バモスホビオなどがいいかと思います。
私が同じ40万円の予算で次に中古車を買うのであれば、エブリィジョインと同じくリアシートがベンチシートでないタウンボックスを第一に考え、良いのがあれば必ず試乗などしてエンジンの状態などを見てから選ぶと思います。
しかしもちろんそこは当たりハズレの多い中古車ですから、前オーナーのメンテナンス次第であることに変わりはありません。運の要素も強いですから、やはり新古車・未使用車にするのが賢明でしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか
今回は軽貨物ドライバーが乗る軽バンについて、
- 新古車・未使用車が一番おすすめ!!
- スズキのK6Aエンジンには要注意!!
- 中古車であれば三菱がおすすめ
といったようなことでした。
あくまで体験を通した個人的な意見であり、私の意見が絶対とは言えませんが、参考になれば嬉しく思います。ありがとうございました!!
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